大西 宏のマーケティング・エッセンス : 格付け会社こそ格下げしたら
たしかにそう思う記事だな。
偉そうにああだこうだと会社を評価して、実際にはその責任を負わないなんて、テレビに出てくる政治評論家やエコノミストと全く同じ。
以前証券会社の投資のプロとかいう方が、おすすめの投資の話をしたあと、司会者に「で、あなたはどんな貯蓄をしているの」と突っ込まれて、「郵便貯金」と答えているのをみてズッコケそうになった。
スポーツの解説者も同じく、今日の投手の出来が悪いだの、スランプになったバッターのスイングの軸がぶれているだの言いたい放題だが、そんな時でも完封してしまったり、決勝打を放ったりもする。責任とれとは言わないが、見ていて釈然としない。
スポーツの解説ならまあいいけど、投資の目安になるこういった格付機関ってほんとうに必要なんだろうか。こんな会社が決めたAAとかA+とかの基準が本当に会社の実態を表しているのなら苦労はしない。
ましてやそういう情報を利用して儲けるだけ儲けておいて、「あとは知らん」なんてことは許されることではない。
私を含めていろんな人がネット上で、今日の試合の誰々の動きが悪かっただの、〇〇会社の新製品は市場の意見を軽視しているなんて偉そうに書いているが、まあ、それでお金を貰っているわけでもないし。
それに比べてそういう格付け会社が日本という国に対して偉そうに格付けする資格はあるのか？
その前に今までに外してきたことに対する釈明を理路整然として欲しいもんだ、無理だろうけど。
