前売り券を買ったまま、行く機会がなかなか見つからなかった。家族で行くつもりだったので、休みが合わず、結局今日見に行くことになった。
公開されて1ヶ月以上。さすがに混み合うという程ではなかったが、それなりに客は詰まっていたので空席はそれほどない状態。
今回の作品で終了の予定だが、映画はPART1とPART2に分けられている。それでも2時間半くらいの長さだから長い映画である。
内容も初期の頃と比べてずいぶんと暗く、楽しい場面は殆どない。音楽もあまりなく、画面全体も暗め。そういう中での2時間半というのはいかにも長い感じがするが、ストーリー的には非常に大事な部分なので、これくらいの長さになるのは仕方が無いかもしれない。
思えば、ハリー・ポッターシリーズも長く、演じる俳優もずいぶんと大きくなった。もはや可愛いというようなものではないけれど、多くの人が彼らの成長を見ているんだと思う。
魔法省もホグワーツも全て闇の世界の手のものの手に落ち、ハリーたちには安住の地はない。身を隠すべく、ハリーはダーズリー家を離れるところから話は始まる。
魔法省で分霊箱を奪うために危険な目に遭う。分霊箱を奪ったその後も分霊箱の破壊する方法がが見つけられず、テント生活。蛇に襲われたり、人さらいに襲われたりすることの繰り返しである。ハリー、ロン、ハーマイオニーはそれぞれ喧嘩もしながらも何とか助け合いながら、旅を続ける。
闇の手に捕まったあとは屋敷しもべ妖精であったドビーに助けられ、最悪の状態は逃れるが、それと引換にドビーは命を落としてしまう。このシーンはなんとも悲しい。
惰性で見ているわけではないが、しっかりと作られてい入るものの、見終わったあとも感動とかそういったものはない。だんだんと話も大詰めを迎えて面白いシーンよりも辛いストーリーが増えてきているからだと思う。
次回作で本当に長く続いたこの映画も終わる。どのような終りになるのか、本を読んでストーリはだいたい分かっていてもやっぱり気になるな。