悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

政治家には期待してないけど…

政権交代から時間がたって、というか政権交代した瞬間からどんどん腐ってきているような気もする現政権。
まあ、前の自民政権もいい加減めちゃくちゃだったけど、民主はブレまくりだし、公約って何?っていう状態だし、本当にひどい。この政権がまだ続くのかと思うとうんざりする。ただ、こいつらにやらせてみようという流れを作ったのはマスコミだし、それに同調したのも国民だから最終的には責任は国民にあるということだな。
まあ、そんな理屈は置いておく。もうギャグマンガみたいな発言ばかりしか目立たない、政治家には何も期待していない。そもそも期待するのが間違っているような気がしてきた。
役人は腐っている。と常々マスコミは書いてきた。たしかに日本の官僚腐敗というものはどんどん明るみに出て国民の反感を買ってきた。だが、諸外国を見てみるとどうだろう。官僚、役人の不正、腐敗のない国なんてあるんだろうか?むしろえげつない不正が多いような気がする。そういった点で日本の役人はまだマシと評価すべきところもある。もともとどう仕様も無い連中が役人になったわけではなく、役人になってからおかしくなっているんだと思う。
日本の官僚はやっぱり日本人の中では選ばれた優秀な人間が成っている。政治家と違って。
しかし平和が続き、官僚組織自体が元々の役割を超え、官僚組織自体を守るための強力な仕組みを創り上げてしまった。これはある意味自然な流れかもしれない。
それを止めるのは政治家、それを選ぶ国民の役割だけど、役所や官僚が(悪い意味で)ドンドン学習してうまい方法を考え出しているのに、政治家も国民も学んでこなかった。官僚の書いたシナリオを読んでいればよく、あとは選挙にどう勝つかだけ考えていればよかった。政治家ではなく政治屋と言われるのもそういう事だろう。政局には興味があるというかそれが全てで、政治には興味がない。そんな政治家ばかりを作ってきた。そんな政治家の息子たちが今の政治家の大半。
ほんとうの意味で日本のビジョンを描ける人なんていない。政治家には絶対いないことを確信している。今後もそんな人間は現れない。期待するほうが間違っている。
だったら日本はすでに詰んでいる状態なんじゃないの?そんな気さえしてくる。政治家に政治を任せるのはやめよう。彼らのやっているのは国民の税金を使って遊んでいる茶番劇。危機意識もビジョンも理念もへったくれも何も無い。経歴詐称や不正のもみ消しに長けているだけの腐った人物しかなれない。面の皮が厚いやつしかならない職業なんじゃない?
一方、公務員はまだ試験もあり、特にキャリアと呼ばれる方々が優秀であるのは異存ないと思う。ただ、その優秀さを組織が悪い方向にしか導けなくしている。日本の将来を憂いている有能な若手官僚というのはたくさんいるが、悪い水を飲まされて、染まっていく。高い目標をもっていても彼らもサラリーマンであることに変わりはない。おかしいと思っても長いものにまかれるしかないのである。それでも日本を変えていくのは官僚機構しかないかなと思う。やっぱり官僚をどううまく使って日本を再生するかしかないような気がする。市民団体なんて利権の代弁者がほとんどみたいなところがるので一番信用できない。プロ市民とか言われる声だけが大きいマイノリティーが一番の悪かもしれない。
マスコミは官僚の不正を大きく叩くが、マスコミ自体が不正の温床みたいなところもある。CMに支えられたTVなんかまったく信用できない。スポンサーの息がかかった不正は糾弾しない。できない。ネタとして槍玉に上げやすいのは政治家や官僚あたりなんだろう。先述した市民団体あたりなんてどんなに胡散臭くてもマスコミにかかれば正当性を帯びて報道されるので、無邪気な(あんまり無邪気なのも罪だな。アホも罪だよ)国民はコロリとダマされる。
ともかく一番優秀な人間を使って、日本を変えていかないと本当に沈没する。もう手遅れかもしれないけど、本当にそう思う。子供たちの未来になんの希望を与えてあげられないなんて情け無さ過ぎる。
役人の給料が安いだの高いだのというのはこの際どうでもいい。無駄な茶番政治家にカネを使うくらいなら、役人の給料を増やしてやれと思う。ただ、天下りや訳の分からない独立行政法人などは廃止するしかない。不透明すぎる。役人が極端な話、年棒1億円もらおうが2億円もらおうが構わないと思う。それ相応の仕事をすればそれ以上もらったって構わない。だいたいバット振り回して何億円も貰っているプロ野球選手からみれば安すぎる。(プロ野球は好きだが、アイツら貰いすぎ)。そのかわり仕事には責任をもってもらう。馬鹿な法案が通ってその政策が失敗しても今の仕組みでは責任者は誰かわからない。とりあえず、政治家の責任にしちゃえば役人はいいわけだ。これでは責任のある仕事とは言えない。ここにこれだけのお金を使うとこれだけの効果があるというのを普通はいろんな試算をして出す。そして十分に勝機があると思えば大胆にそれに投資するというのが普通の会社、経営者の行動だと思う。
今は政治家の訳の分からない公約のために変な法案が成立し、そのへんな法案に沿った形で役人が頭をひねって作文しているのでいい企画書が作れようがない。しがらみが多すぎて大胆なことができない。もう選挙対策でしかない公約なんて馬鹿馬鹿しい。ムダもいいところだ。
業界団体や市民団体もウザ過ぎる。怪しすぎる。マスコミはそういったところをしっかりと報道しなくていはいけないが全然出来ていない。政治家と官僚と業界団体、市民団体、労働組合、そういう既存の既得権を振り回す連中のしがらみで身動きが取れなくなっている。
高い能力と高い自制心を兼ね備えた人物が日本を導くしかない。残念ながらそんな人間は思い当たらないが、一番ましなのは役人じゃないだろうか。


長々と書いたが、まとまりない。年の瀬でいろんなニュースを見ていて、ついつい長文になってしまった。
来年はどうなるのだろう。仕事も不安定だし、みんな不安を抱えている。しかし方向が見えれば、そこに向かって頑張ろうという気が起きる。そういう流れをつくりだしてほしい。そのためなら腐らずに努力はする人間で居続けたい。

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