息子がワニの映画が見たくなって、借りてきた物。
はっきり言ってB級だが、割とまともに見れた。とはいえ、動物ものパニック映画の割には動物はそれほど活躍しない。どちらかというと登場人物の面白さで見れたという内容。
パッケージはデカいワニが描かれているが、ほとんど出てこない。しかもあれほど大きくない。パトカーをぶっ飛ばしたりなんかもしない。人をぱっくり食べてしまうといったショッキングなシーンも殆どない。なんというないないづくしの映画だと改めて思う。
登場人物が面白いといったが、主人公でもヒロインでもなく第3の脇役のカメラマン、ブッチ。肥満でコロコロした体型ながらお喋りなゲイという極めて特異な設定の人物。ある時はムードメーカーで、ある時はトラブルメーカーといったところか。
主人公は爬虫類を愛する変人。以前はワニ園を経営していたようだが、それがもとで離婚。最愛の娘と離れて暮らすことになっているという設定。当然、娘も登場する。となるとお約束通りその娘がパパの足を引っ張るという寸法。まあ、今回は主人公もいい加減悪いけど。
密輸組織がどん臭く、せっかく捕まえた大型のワニを逃がしてしまうところから始まる。新米の女性検視官が鹿の死体を下水で発見し、大型の動物にやられたのでは?と指摘するが、上司に無視される。女性検視官の友人がゲイのブッチ。カメラマンである。また彼の知り合いにそういったことに詳しい人物がいるという。その人物が主人公の変人。
まあ、大きな盛り上がりもないまま淡々と進む。制作費もそれほどかかっていないというのがわかる作品。ドイツの映画のようで、こう言うのを作らせると結構低予算でそれなりにまとめてくるのがドイツなのかもしれない。
ブルー・サヴェージを思い出した。
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