悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

ロボコップ

20年ぶりくらいかもしれない。ロボコップを見た。
宇宙刑事ギャバンとソックリということで、息子が見ると言い出したので、女房が借りてきたものだ。
低予算ながら、ヒットした映画というだけあって、大作と比べてどこかチープな感じはするものの、改めて見ても面白かった。ただ、ポール・バーホーベン監督作品だけあって、かなりグロい表現もあり、そういう部分で息子は引いてしまった。いきなり主人公が死んでしまい、ロボコップとして生まれ変わるが、殺され方がえぐすぎる。また、ロボコップになるまでの過程でも、死んだとはいえ片腕を無残にも切り落とすというセリフがあり、やっぱりエグさがある。ニュースのシーンがあり、その合間にCMがブラック・ユーモアのごとく差し込まれている。核ミサイルのスイッチを押すゲーム?では「やられる前にやれ?」なんてセリフもあり、ちょっとイッているなあとも思う。
ロボコップ開発チームのライバルであり敵役のひとりでもあるジョーンズ副社長の手がけるED-209のバカっぷりが可愛い。特に階段を転げ落ちて脚をじたばたさせるシーンはなんともコミカルである。
こういったブラックジョークとコミカルな表現と反対に脳天をフッ飛ばしたり、血しぶきが飛んだりという過激な表現が入り交じった映画であるとともに、深い悲しみにも満ちた映画。ロボコップはそれを開発したもの、ロバート・モートンからも決して愛されているわけではなく、単に出世の手段として製造された背景などもある。幼い子供には刺激が強すぎると思うが、やはりヒットするにはそれなりの理由があったのもわかる。このヒットにより、続編が作られた。
早速ロボコップ2を借りてこなくていはならないようだ。

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