悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

人命は大切だが

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100809-00000078-jij-soci
命は大切。生きたいと強く願いながらも、病によって生きられない人は大勢いいる。
臓器移植はそういう患者にとってはありがたい技術である。提供者は本当に素晴らしいことだと思う。
死んだあとのことはどうにもならないのは、理屈ではわかる。古い感覚の人間と言われてしまえば、そうなのだが、
だからといって死んだ後、解剖されて臓器を摘出されることを肯定的には受け入れられない。
そこまで割りきっては考えられない。
今回も本人の意思表示はあったとのことだが、書面はなく、家族の口述だけである。
それにしても多くの臓器が患者のために利用されるというのに驚きである。
心臓、肝臓、肺、腎臓、膵臓、小腸、眼球と多くの人体の部分がパーツとして利用される。
待っている患者からすればありがたい事である。
また医療関係者にとっても、移植の事例が増えることはあらゆる点で進歩につながる。
移植をビジネスとして考えるものにとってもこのようなことは望むべきことだろうと思う。
だが、何かひっかかる。脳死判定になり、死亡が確定した後に臓器を取り出してということが、素直に受け入れられない。

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