悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

年寄りが強い

先日、温水プールで泳いできて思ったが、まあ、平日で昼間っから泳いでいるような人間は年寄り以外はいないということを差し引いても、お年寄りばっかり。そんでもって、その年寄りが滅茶苦茶元気。ほぼ毎日のように泳いでいるということもあり、水慣れしていることもあるけど、ところどころ休憩しながらとはいえ、タフに泳ぎまくっている。とりわけ中年から老年にかけようとしているなにわのおばちゃん、推定50代後半から60代後半はメチャクチャたくましい。ばてるということがないのか?泳ぎは決してキレイでないが、たくましい。
年金の支給額が下がってブイブイいっている年寄りが多いと聞くが、それでも現在支給されている人は平均寿命まで生きたとすると黒字だそうである。で、お年寄りの望みは長寿である。ちょっとでも長生きしてたくさん年金をもらうためにせっせと体を鍛えているのである。こんなこと言うと非常に失礼だが、彼らの行動を見ているとそうとしか思えない。それにすごくタフ。生きるということに対して真摯である。生活苦や仕事の悩みでポキンと折れてしまう我らが中年よりもよほどタフな気がする。将来に嫌気がさして活力が湧いてこず、ひきこもっている若者よりもよっぽど健康的である。
そして、定年を迎えた最大派閥の団塊の世代がメチャクチャ強い。まず、人数が多い。今後選挙や国政の上でも彼らを無視することはできず、年金の世代間の不公平感は是正されることはない。もはやひとかたまりの巨塊である団塊の世代に対向できる勢力はないと思われる。
年金は世代間の相互扶助という甘い言葉に騙されて我々中年もおそらく収めた額よりもかなりトリッパグレることは間違いないが、団塊ジュニアといわれる30代はもっと悲惨。20代や10代、お子様にいたってはこのまま日本が存在しうるかどうかも怪しい。
政府のやっていることもメチャクチャだし。相変わらず、郵便局を再国有化しようなんて動きを見ても既得権者のことしか考えていない。国の将来のビジョンを描けるような政治家はもういない。
あるのは悲観のみ。こんなに世界から見て豊かな国なのに、若者の心は非常に貧しく荒んでいると思う。あるいはナニも考えていないのか。
若い人達よ。働き盛りの人たちよ。年寄りに負けてはいけない。この日本を作ってきたお年寄りを虐げてはいけない、あくまで敬う必要はあるが、過保護入らない。敬う気持ちだけで十分である。そう気持ちだけは敬うことは忘れないようにしよう。

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