悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

もはや電子書籍化の流れは止められないと思うが・・

http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100509/its1005090701000-n1.htm
またこんなタイトルで、紙の本のよさをアピールする記事が・・・。
こんな議論をいくらしたところで、もはや電子書籍の流れを止めることはできないと思う。紙の本の良さや、電子書籍の便利さなんて今まででもさんざん語り尽くされてきたと思う。で、電子書籍は日本でするのかしないのかという二者択一だと、避けられないという意見がほとんどだと思う。
電車の中で読むのは重いだの、電子ブックは落としたら壊れるだのマイナスイメージを上げればキリがない。別に紙の出版物がすぐに無くなるわけでもないんだから、両方あればいい。大体、現在でも製本前の状態ではすでに電子化されている状態だと思う。それをどういう形で提供していくのかということをきちんと前向きに考えていって欲しい。
電子化すると現在の制度が崩壊するとか、そんなことは10年も前からわかっていたことで何ら対策していなかったのか。
いつも思うことだが、考えているのは提供者の論理。本を作る側、本を配る側の考えが根底にあって、それを購入する。それを楽しむ側の論理というのがいつも後回しになっていると思う。これは何も本に限ったことではないが。
電子ブックの機械はたしかに壊れる。バッテリーも老朽化すれば交換しなければならないだろう。それでもひとつの機械に物理的には可搬不可能な量の書籍を詰め込むことができる。そしてそれを何時でも取り出せる。機械が壊れてもiTunesStoreみたいに購入した履歴があれば再度ダウンロード可能な制度があればよい。またそれらのテキストや写真は出来る限り個人利用に限りコピーなどができれば、紙の書籍では得られない利便性がある。
電子ブックを飛び越えて、それこそ書籍もすべてクラウド化してしまえば、メディアがどうこういうこともなくなる。機種依存とかではなく、世界共通の規格としてあれば・・・。
そういうところに食い込んでいけないだろうな。日本という国は・・・。

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