悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

これからの日本を憂う、中年の独り言

今更感があるが、報道ステーションで韓国のEU市場進出に事を放送していた。日本の電機メーカーの上にサムソンやLGが君臨している。企業努力や国民性と言うのもあるだろうけど、やはり一番の違いは国策だと思う。何をするにも中途半端な感じがする。何を目指すのかしっかりと国民にビジョンを説明しないと。変なコネでガチガチに硬直化している日本には未来はない。空港一つをとっても早くからアジアのハブ空港を目指した仁川国際空港と住民の反対運動を制御できない日本とでは大きな差があいてしまった。また関西では関西国際空港が開港しても住民の騒音公害問題はほどほどになり、結局大阪空港も存続。そんな状態でさらに神戸空港やら徳島空港なんかができているが、果たして意味があるのか。バラバラに費用を使っていては何もなせない。費用は国の大きな目標を持って集中して使うべき。無駄遣いの見本である。昔の言葉で言えば田分け者である。
平和ボケした国民もまだ平和ボケしたままの人も多くいるが、気づきだしている。
2010-04-22
大きな企業も倒産はする。そして経済の構造が変わるとまた新たな企業が出てくるものだ。しかし日本にはそういう新しい起業というものが感じられない。あるのは閉塞感だけだ。
自民党もおそらく消滅するだろう。現時点でももはや政党としてなんの力もないと思う。あれだけ長く日本の政治を支配してきた大政党だが、あっけないものである。
現在の民主党がいいというわけではない。むしろ以前の自民党よりもひどいような気もするが、国民が求めていたのは変化であり、自民党の根深い罪を許さないと言うことだろうと思う。
私もその点は同じ。戦後60年にわたって支配してきた。戦後復興の折には日本の官僚機構と噛みあってうまく行ってきたのだろう。よく勝ちすぎはいけないといわれるが、自民党はもはや政党としての存在意義を失っていたにも関わらず、小泉政権の時に一時のブームに乗っかって勝ちすぎてしまった。勝ちすぎたこと生かせず、慢心し、まだこれまでのことを繰り返すだけで自民党が存在できると思っていたのではあるまいか。

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