悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

美人、美食

遠藤周作の本をちらりと読んでみて。
女房が遠藤周作が好きらしいのでちょっと拝借してのぞいてみた。

男感覚・女感覚の知り方―見られたくない場所を見る知力を 遠藤周作
なんとも長いしまらないタイトルだと思う。時代を感じる。

美しい女性、美人とブス。二枚目とブ男についての記述があった。
美人は得だが、美男子はそれほど得でないというか、損だというような内容だったような。
言われてみればなるほどと思うところもあり・・・。
美人はそれだけで確かに得だと思う。
・・・美男子はそれに伴う知性がなければアホに見えるとか・・・。
うーん、微妙な感じはするものの確かにそうとも言えるかも。
若い間はいいが、歳をとって二枚目だが、薄っぺらい感じがする人とかもいるかも・・・。

・・・彼女はブスだが、魅力的な女性だ・・・
という部分もあったが、これは女性にとってどういう表現なん?と思ってしまう。
例として研ナオコ泉ピン子があげられていたが・・・。
ちなみに私個人としてはこの二人に対してブスという表現には異議はないけれど、魅力的とは全く思わないが…。
そのあとの女づくりの4つの方法は本当だと思う。
一つには笑顔、陰気な雰囲気はダメ。当然だね。
二つには目の輝き。そのためには何かに情熱を燃やすこと。
三つには他の女よりも勝った技術を一つ持つこと。
四つには人の悪口を言わないこと。特に同性を褒めること。自分より美しい人の悪口は言わない。

まあ、女性の場合、美しく生まれつくことは本当に得だと思うけれど、確かにセンセーのいわれる通りがんばれば魅力的な女性になれるかもしれない。

何も目新しさは感じない本だった。今までにも似たようなことはあちこちで言われている。
何せ古い本になるし。


美人は3日で飽きる、ブスは3日で慣れるとはよく言われることだ。
おいしいものだって、毎日立て続けに食べればいずれは飽きる。
またまずいものでもそれしかなければ食べるしかない。まずいと思いながらも食べ続けると最初に感じた苦痛はなく普通に食べられるようになる。
しかし、誰しもまずいものを食べたいだろうか?
やっぱりおいしいものを食べたいに決まっている。
アー飽きるほどおいしいものを食べるってどんな人生だ?
てなことを書いているのを女房に見られるとえらいことになりそうなので、この辺でやめとくか・・・。

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