悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

須磨水族館へ行ってきた

職場の仲間と出かけてきました。
須磨海浜水族園に行ってきました。
特に目当てのものがあったわけではにのですが、普段の疲れを癒やすのはやはり生き物を見ることだ!ということなのでしょうか。

その後、IKEAで色々見ながら、食事はMosaicにあるトニー・ローマにてスペアリブを食べてきました。

須磨海浜水族園

スマスイ、須磨水族館という名前の方が一般的で、ずっとその名前で読んでいましたが、正式には須磨海浜水族園らしいです。
ちなみに2024年春に新しく生まれ変わるようで、現在工事中でした。
とは言え、今年の5月末までは営業をするようで、本日も普通に入ることができました。
しかしそれほど明るくない水族館でひっそりとしており、幼い子供を連れた親子、若い

カップル、若い女性二人組、年配夫婦と行ったあたりがいるくらいで、本当に閑散としています。

kobe-sumasui.jp

入り口です。
駐車場のところから、裏側をグルっと回って来ないと入れません。
須磨海浜公園も全面リニューアル工事中です。

 

入ってすぐのメインの巨大水槽で泳ぐ大型魚。。
大きなエイがいます。

熱帯魚たち。
美しい海をイメージできますね。

美しいミノカサゴ
優雅に泳いでいました。

ゴマフアザラシ
彼女はおそらく母親の「わかめ」ちゃんです。
大人しく、目がクリクリしていますが、この表情になるまで結構待ちましたね。
ちなみに娘がおり、その名は「めかぶ」と言います。
「めかぶ」ちゃんの父親、つまり「わかめ」ちゃんの父親は見かけませんでしたが、「コンブ」と言うそうです。
鴨川シーワールドにいるという情報がありました)

こちらのペンギンはマゼランペンギンでした。
可愛いですね。

若いカップルや小さなお子様を連れた夫婦などがいました。
一番目を引いたのは私よりも少し年配の老夫婦らしきカップル。
なんと二人の手はガッチリと結ばれ、「恋人つなぎ」をしていました。
おふたりとも本当に地味な感じでしたが、大変仲が良いようでした。

IKEA神戸

その後、ポートピアにあるIKEAへ行ってきました。
特になにかほしいというものはないのですが、仲間が寄りたいということなので寄ってきました。
広々としていて、こちらも閑散としてます。
その分自由に商品を見ることができました。
手頃な価格のものもありますが、必要なものは特にありません。
ただ、今後も使うだろうと思う充電式の電池、単3、単4をそれぞれ購入。
それぞれ4本入なのですが、799円、599円と手頃なお値段です。
なるべく使い捨ての電池は使わないようにしているのですが、いつの間にかなくなっています。
家族には何度も充電する電池であることを伝えているのですが、捨てられているんでしょうかね?
ゲーム機のコントローラーやマウス、電気カミソリなどはそれなりの頻度で充電しますので、価値はあります。
仲間は、ホットドッグなどを食べましたが、私は食事をしっかり取りたいので、ソフトクリームだけ食べました。
なんと50円という安さ。

www.ikea.com

トニー・ローマ

結構歩いたので、それなりにお腹も空いていました。
昨年も仲間と出かけた帰りに寄ったトニー・ローマで食事をしました。
この日はピアノの生演奏もありました。
なんとも優雅な食事と思いきや、やはりメインのBBQスペアリブは手を使ってかぶりつく食べ物なので、優雅という感じではありません。

何度もソースをかけて焼き込んでいるBBQスペアリブ。
とても美味しいです。
チキンも食べましたが、そちらも美味しかったですね。
ただ、まあまあなお値段になりますね。

きれいな夜景をバックに、ピアノの生演奏を聞きながらの食事というのもイイものです。

tonyromas.jp

 


独特の形のメリケンパーク・オリエンタルホテルとその前に停泊している帆船。
少し離れてみるのもいいですね。
子供の頃、母に連れられて「海王丸」を見に行ったことを思い出します。

クルーズ船が止まっています。
遅かったので、営業は終わっているようですね。

船名はコンチェルトというものでした。
素敵な音楽と食事で遊覧を楽しむための船ですね。

観覧車です。
とても綺麗なイルミネーションですね。

 

 

 

六本木クラス

画像はテレビ朝日より

先月末に久しぶりにNetflixを契約し、色々と見ています。
梨泰院クラスが面白かったので、いつか見ようと思っていました。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 


設定は、日本の六本木であり、主人公の名前も宮部新と違っているのですが、内容はほぼそのまま。
日本版のオリジナリティは感じられませんでした。
ストーリーが同じだけに先の展開が全部わかってしまいます。
だからつまらないのかというと、結構見てしまうんですね。
配役はピッタリと思います。

 

キャスト

宮部新 竹内涼真

麻宮葵 平手友梨奈

楠木優香 新木優子

長屋茂 香川照之

長屋龍河 早乙女太一

内山亮太 中尾明慶

綾瀬りく さとうほなみ

 

あらすじ

宮部新(あらた)は転校してきた初日にクラスでいじめを平気で行う長屋龍河を殴ったことがもとで、退学になります。
長屋龍河はこの高校の理事長である長屋茂の息子で、長屋茂は外食チェーンの長屋グループのオーナーでもあります。
新の父親は長屋グループに長年勤めている人間でしたが、彼も会社をやめることになります。
その後、父は交通事故で帰らぬ人となります。
その原因はひき逃げでした。
ひき逃げ犯は長屋が用意した身代わりで、真犯人は長屋龍河であることを知った新は、龍河に襲いかかります。
結局、新は殺人未遂として刑務所へ入ることになってしまいます。
それから数年、新は刑期を終えて出所します。
刑務所で読んだ長屋茂の外食チェーンの本。
彼は長屋茂と同じ土俵で戦うことを密かに決意しているのでした。
新は、居酒屋を立ち上げるべく、資金を貯めるために様々な仕事をします。
そして数年後、歓楽街の激戦区である六本木で「二代目宮部」という居酒屋をオープンさせます。
新が働いていた工場でスカウトした、りく、という人物に料理を任せることにします。
また刑務所で一緒だった亮太は、夢を実現した新を心から敬い、ヤクザから足を洗って一緒に仕事をすることになります。
しかし、新をはじめ素人集団の居酒屋は全くお客様が来ません。
そんなとき、ひょんな事で顔見知りとなった70万人ものフォローワーを持つ才女の麻宮葵が店の経営に加わることになります。
それは葵の独特な嗅覚のようなものでもあり、新に対する愛情でもありました。
葵の力によって、「二代目宮部」の経営は軌道に乗っていきます。
そうなると、黙っていないのが長屋茂でした。


感想

韓国版の「梨泰院クラス」が韓国のケーブルテレビで大ヒットし、Netflixでのドラマ部門でも長らく人気を保っていて、このコロナでの巣ごもり時期には多くの人が視聴しています。
多くの芸能人たちが、コロナで自宅で自粛していたときに、梨泰院クラスにハマったという動画を上げていましたね。
そういう意味でしっかりと流行に乗せられて見てしまった?と思わるかもしれませんが、あのドラマは面白かったです。
その後いくつかの韓国ドラマを見るきっかけにもなりました。
「梨泰院クラス」そのもので、細かい点に違いはあるものの、全く同一と言っていいほどのリメイク作品でした。
ファッション、髪型から店の作り、セリフまで同じような気がします。
(黒人のアルバイト店員の部分はなかったですが、それ以外はほぼ同じです)

元の「梨泰院クラス」が良かっただけに、余りオリジナルにしてしまうと批判もあるのを恐れたのか、本当に細部までかなり近いと思いました。

このドラマの公開中に、悪役の香川照之さんの銀座での乱行があったようですが、役者としてはまさにこの役はピッタリです。
このドラマにはこの悪役ありきで、しっかり演じていましたね。
主人公の竹内涼真さんも格好良く、まさにこの配役にピッタリです。
ヒロインの二人もお似合いですね。
原作ではスアだった優香を演じている新木優子さんはやはりかなり美人でちょっとクールな感じです。
またイソにあたる葵を演じていた平手友梨奈さんもちょうどよい役柄ではないでしょうか。
トランスジェンダーの料理長りくを演じている「さとうほなみ」さんは全然知らない人でしたが、人気バンド「ゲスの極み乙女」のメンバーで女優としても活躍しているらしいですね。

 

 


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テーマになっている主題歌もいいんですよね。

オリジナルも良いのですが、日本語でのこの曲も拳を握りしめてしまいますね。


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影法師 百田尚樹

百田尚樹さんの影法師を読みました。

茅島藩という架空の小藩の武士たちの物語です。

登場人物

名倉彰蔵
茅島藩筆頭家老に上り詰めた人物。
元の名は戸田勘一。

 

磯貝彦四郎
少年時代は学問、剣術ともに非常に優れた人物です。
ある事件をきっかけに藩を逐電します。

みね
もとは磯貝家の下女の娘。
後に戸田勘一の妻となります。

 

 

あらすじ

茅島藩は8万石の小さな藩。
その藩の筆頭家老となった名倉彰蔵は磯貝彦四郎が亡くなったことを知ります。
磯貝彦四郎はこの藩から逐電していたのですが、故郷に戻ってきており、その後、用心棒などをしながら、死んでいったとのことでした。
磯貝彦四郎が死んだことにより、彼はかつてともに学んだことに思いを馳せていきます。

武士とはいっても下士である戸田家の主千兵衛は秀才でしたが、下士と上士の間には差があります。
ある日、千兵衛は息子の勘一と娘の千江をつれて釣りに来ていました。
千江は普段は父と兄の釣りにはついてこなかったのですが、この日は母の着物から作った新しい着物を来てとても嬉しい気持ちだったのです。
千兵衛はわずかニ十石の下士
そこへ上士が通りかかります。
千兵衛親子の振る舞いに因縁をつけてきたのは上士でした。
気骨のある勘一は、その態度に不満を漏らします。
上士は刀を抜いて無礼討ちしようとします。
年端も行かぬ子供に刀を抜く上士に対し、千兵衛は刀を抜き、子供を守ります。
その結果、戸田千兵衛は命を落としました。
大騒ぎになったこの街で、勘一を千江はある武家の家で保護されます。
その家は磯貝家という中士でした。
戸田勘一が磯貝家の次男である磯貝彦四郎との出会いでした。

勘一は道場にも通わず、ひたすら木刀を振り体を動かしています。
戸田家は貧しく、正式な剣術を習ったことはありません。
住職の恵海や私塾の先生である明石殿は、勘一を優れた資質を持った少年であることを見抜いています。
明石殿は勘一を藩校に入れることを進言します。
この明石兵部は大変な秀才でしたが、下士出身、しかも三男だったため、士官することはできず、私塾を開いて藩校に入れない下士たちに学問を教えているのです。

勘一は貧しいながらも藩校へ通うことになります。
磯貝彦四郎はその中でも文武両道の優れた少年でした。
彦四郎は勘一にも剣術道場に来るように薦めます。
幼少の頃より我流ではあるものの、ひたすら木刀を振り続けた勘一の剣は武骨ながらも鋭いものがありました。


貧しい下士とは言え、嫡男である勘一。
中士で才気あふれるものの嫡男ではないため、家督を継げず、部屋済みとなる可能性のある彦四郎。
二人は育ちも性格も違いますが、不思議と馬が合い、二人は将来の夢を語り合うようになります。

感想

影法師というタイトルを考えると、この物語の主人公は磯貝彦四郎ということになります。
下士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一を常に影から支えていたのは彦四郎です。
彦四郎の口癖は「勘一はこの藩になくてはならない男」ということでした。
この物語は、江戸から国へ帰ってきて筆頭家老にまで上り詰めた名倉彰三(勘一)が、部下から聞いた彦四郎のことから、回想の形式で語られて始まります。

勘一が大変優秀なのは読んでいてわかります。
苦労を重ねていますし、その悔しさをバネに努力を惜しまない人物。
父から優秀な才能を受け継いでいます。
しかし彼が大きく伸びるきっかけを作ってくれたのは紛れもなく親友である彦四郎。
彦四郎は嫡男ではなく、どこか冷めた気持ちで人生を達観していたようなところがあります。
幼い頃、剣術道場に通う頃は、将来を嘱望されている人物だったのは間違いありませんが、結局彼は自分の人生を捨て、勘一の夢を実現するための布石となる人生を選ぶんですね。
彼の夢は何だったのか?と考えてみると、親友の勘一の夢を実現させることだったのかもしれません。
そういう意味では、彼は全く藩からも評価されませんでしたが、この藩の悪事を正し、優れた人物を藩の中心に据えることができたという点で、人生を全うしたと言えるかもしれません。
現実にはこの正反対の人物ばかりが目立つ時代です。
アピールが上手い人は出世し、地味だが大切な仕事をコツコツ積み上げている人はずっとそのままであったりします。
名君とされている藩主ですが、藩主からは嫌われても勘一のためになる行動を取った彦四郎。
ちょっと出来過ぎな物語ですね。

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