悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

熱いプロ野球日本シリーズ

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先程、日本シリーズ第3戦が終了しました。

両チームのファン、プロ野球ファンの熱いツイートが野球中継の間にコメントが掲載されたりしているのも、盛り上がりますね。

特にチーム全員の力を集結した総力戦で、どの試合も見応え充分な試合です。

これぞ日本一を目指すプロの戦いで、両チームのファンでなくても嬉しい試合ですよね。

 

ここのところパ・リーグが勝ち続けている日本シリーズです。
なんとあの田中将大投手がメジャーに行く前に日本一になった楽天ゴールデンイーグルス以来、ずっとパ・リーグが勝ち続けているのです。しかも楽天と巨人との戦いでは4勝3敗と最終戦にまでも連れましたが、それ以降はパ・リーグが最終戦を待たずに勝ちきっています。
特に年連続で巨人を破った昨年、一昨年のソフトバンクが、あまりに強いイメージがありすぎますよね。

セ・リーグで圧倒的に強かった巨人がコテンパンにやられる姿を見て、セ・リーグのファンたちは情けなさにガッカリする人も、あるいはやられ放題になった巨人を叩く人もいましたね。

 

それにしても今日の試合も力の入る試合でした。
両先発ともに持ち味を出しています。
序盤に大量得点などで試合をぶち壊すことがないというのが素晴らしいです。
締まった試合ですよね。

1点先取されたヤクルトは5回裏にオリックスの拙い守備もあり3点を奪って逆転。
しかしその次のイニングには吉田のツーベースを足がかりに4番の杉本が2ランホームランで同点に追いつきます。
このあたりも見応え充分ですね。

更に勢いづくオリックスは続く7回に吉田正尚のヒットで逆転に成功し、、ツーアウト満塁で代打の切り札ジョーンズを迎えます。
しびれるような展開をヤクルトのベテランリリーフの石山が抑えました。
その流れを手繰り寄せたのか、7回裏にはヒットのなかったサンタナに待望のホームランが生まれ、再度逆転に成功します。

流れを掴んだかに見えたヤクルトですが、9回表にオリックスは粘りを見せます。
ヤクルトは守護神マクガフ。
初戦にも抑えで登場しますが、逆転を許しています。
そのマクガフは、先頭打者のバットをへし折りながらもヒットを打たれ、送りバントでワンアウト2塁になります。
迎える2番は初戦で同点打を打たれた宗選手。
ここはマクガフが投げ勝ってファーストゴロに打ち取ります。
2アウト3塁で、パ・リーグ最高のバッターである吉田正尚選手を迎えるとヤクルトベンチは敬遠を指示。
同点ホームランを放っている杉本と勝負。
結果は討ち取ってヤクルトの勝利となりました。

お互いのチームが譲らずの好勝負。
しかしここでヤクルトは1つ勝ち越し、次戦で精神的には圧倒的に有利になりましたね。
ようやくセ・リーグが勝てる気がしてきました。

 

それにしてもヤクルトの本拠地は神宮球場ですが、営業的には東京ドームのほうが良いという判断なのでしょうかね。
なんだか違和感があります。

 

 

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泣くな研修医 中山祐次郎

今日はお休みでしたが、あいにくの雨。

インフルエンザワクチンを接種してきました。
少しの安心料ということで。

 

 

 

 

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研修医の実態を描いた小説。
なんとも過酷な研修医の生々しい姿を描いた小説です。

登場人物

雨野隆治 研修医1年目

佐藤玲 後期研修医 雨野の先輩研修医

岩井医師 大柄で迫力のある指導医

須郷部長 この病院の幹部

川村研修医 雨野と同じ研修医だが~

吉川看護師 優しく気遣いのできる看護師

山下拓磨 交通事故で運び込まれた5歳児

イシイ 雨野と同じ歳のステージ4がん患者

 

この本の目次

Part1 交通事故

Part2 生活保護

Part3 虫垂炎

Part4 イシイ

Part5 都会

Part6 おなら

エピローグ

 

あらすじ

鹿児島の田舎で「薩摩揚げ』の店を営む両親。
1階がお店で2階が住居です。
雨野隆治はこの実家で生まれた次男坊なのですが、兄の裕一の異変を両親に伝えますが、両親は忙しく、兄弟喧嘩でもしたのかと思っていました。
しかし、隆治が再び兄の異変を伝え、母親が2階へ上がっていきます。
その後、裕一の状況が大変だったことを知る父と母。
救急車で兄は運ばれていきます。

 

時は流れて

雨野隆治は25歳になっていました。
医学部での勉強を終え、1年目の研修医として病院に勤務します。
この東京都にある大病院では1年目の研修医は勤務4-5年になるベテランの研修医とペアで宿直をする決まりとなっていました。

隆治の先輩は佐藤玲という美人の後期研修医。
一緒に当直でテレビを見ながらご飯を食べています。
テレビでは高速道路での交通事故のニュースが映っていましたが、その数分後、佐藤の院内PHSが鳴り、彼らがこの救急にやって来ることになります。
その日は、指導医でもある怖い岩井医師がいます。

運び込まれた患者は5歳男児
激しい外傷により内蔵が見えているような状況でした。
緊急手術が必要な状況です。
岩井が「執刀医」、「第一助手」の佐藤とともに雨野も「第2助手」として手術に立ち会います。
緊急手術は施しましたが、極度の緊張からか、隆治は倒れてしまいます。

隆治は1年目の研修医とはいえ、医者です。
患者の父親から息子の状況の説明を求められるのです。
雨野は自分の無力さに思い知らされながらも、幼い患者のためにしてあげられることはないかと悩みます。

94歳になる胃がんの末期患者がやってきました。
家族もいない独居老人で認知症もあり、生活保護を受けています。
そして94歳という高齢の末期がん患者。

医師たちの判断はBSC、つまり手術はしない方針。
それに対して隆治にはモヤモヤした感情が残ります。


 

感想

手術シーンは、映像こそないものの描写が具体的で、かなり生々しい表現でした。
ホラー映画などの流血シーンなどではそれほどの恐怖を感じないのですが、医療となると全然違った感覚になります。
娯楽作品のホラー映画と一緒にするとは不謹慎と怒られそうな気もするのですが、幼い子供を扱った緊急手術というのはすごく怖いシーンなのです。

医者という職業がどれほど大変なのかと言うのは、耳にはしますが、経験がない人間にはわからない所だらけなのです。
非常に難しい試験を受けて、大学医学部に合格し、6年間もその大学で勉学に励み、医師免許を取得するわけですから、本当に大変なのだろうと思います。
研修医として大病院に勤務する勤務医は宿直などもあり、慢性的に寝不足で過労であるということもよく耳にします。

人の命を預かる医療という仕事は尊い仕事でやりがいもあるのでしょう。
しかし、その労力に見合う対価がなければ、魅力ある仕事もそう見えなくなってしまいますよね。


医療系の小説といえば、「チーム・バチスタの栄光」で一躍有名になった海堂尊さんや「閉鎖病棟」の帚木蓬生さんが思い浮かびます。

あまり意識していませんでしたが、すでに一つのジャンルとして確立されていますね。
小説を通じて知る医療の実態もありますが、現場で従事している医療関係者からすれば、こんなものではない!と言う意見もあると思います。

この小説もTVドラマ化され、その時のキャッチフレーズが炎上したとか。
「学生以上、医師未満」
この本にも書かれていますが、研修医とはいえ、同じ医師免許を持った人に対して「医師未満」というのはあまりに失礼でしょう。
経験が少なくても免許を持ったプロですからね。

 

 
 
 

 

 
通勤の合間に読んでいましたが、面白かったので、続編へ。

続きの2作目も読んでいますので、またの機会にご紹介をしますね。

セ・リーグが勝った!!

日曜日ですが、私は今日も出勤日でした。

まあ、その分平日に休みもあるということで、仕方がありません。

昨日と同様残業もあったので、今日も帰りは遅かったです。

野球もついに見ることができませんでした。

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ヤクルトの若武者高橋奎二投手が完封しました。
今シーズン初完投がこのシリーズでの完封でした。

今年は元AKBのアイドル板野友美さんとの結婚と、最近長女の出産と良いことばかりでしたね。
それにしてもすごいもんです。
初戦を落とし、敵地での劣勢での完封勝利です。
星を5分に戻し、今度は本拠地に戻り、精神的には優位にたったヤクルトですね。

 

それにしてもセ・リーグの勝利が13戦ぶりというのはものすごいことです。

2018年のシリーズ以来、勝っていないです。
読売ジャイアンツが2年続けてSoftbankに木っ端微塵に。
しかも昨年のボロ負けが記憶に新しいところです。

 

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私は大阪ですので、オリックスを応援しても良さそうにも思うのですが、元々南海沿線、ホークス子供の会の人間です。

バッファローズブレーブスといったチームは同じ関西私鉄を母体とするチームでまさに色んな意味でライバルです。

そういや初代ファミスタにはレイルウェイズというとてつもないチームがあって、めちゃくちゃ強かったですよね。
そりゃ、南海、阪急、近鉄の3チームが合わさったチームですからね。

というわけで阪急、近鉄連合軍であるオリックスは今ひとつ応援していないのですが、フルスイングの吉田正尚選手や日本のエースにまで成長した山本由伸投手はスターですから、魅力のある選手ですね。


関西人ということで阪神タイガースも長い間応援してきましたが、生え抜きを育てられず、名のある選手を獲得するというやり方で、嫌になりましたね。
福岡でソフトバンクが、北海道では日ハム、宮城県楽天とそれぞれ地元に根づいたチームを育ててきたパ・リーグのほうが魅力があるように感じます。

とはいえ、ずっとセ・リーグが勝っていませんので、ぼちぼち勝ってほしいという気持ちもあります。
なんと8年間もセ・リーグ日本シリーズを落としているのですね。
楽天田中将大投手が24勝を上げた年と日本ハムの大谷選手が2刀流で大ブレークした年の2回を除き、6度の日本シリーズを制したのが王者ソフトバンクです。

それにしてもこれだけ強かったホークスが一気に弱体化したのはなぜなのでしょう。
主力選手の故障というのは毎年定番で、その主力、ベテラン選手の穴を伸び盛りの若手がレギュラーとしてポジションを奪っていくという「新陳代謝」こそがソフトバンクの強さだったと思います。
選手層は厚く、これだけ負けたのはやはり首脳陣、現場がどこかちぐはぐだったのだろうと思います。

ソフトバンクホークスは王者となってからは年俸は鰻登り。

選手たちの中にはいつしか「おごり」があったのでしょうか?

今年はオーナー孫正義氏からはどのようなお達しがあるかわかりませんが、恐ろしい更改ということになりそうですね。

 

 

 

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