悪魔の尻尾

50代から60代へ~まだあきらめない

皇室の結婚に関しての庶民の感情

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秋篠宮家の眞子さまの結婚について、多くの人が不快感を示しているみたいですね。

皇室といえども、同じ人間という目線で見れば、自由に恋愛して結婚もできないという不自由さをかわいそうと考える事もできます。

同時に皇族である以上、結婚して皇室の戸籍を離れたとしても、ただの民間人ではなく、元皇族としての品位を保つ必要があります。

そのために支払われるのが一時金とよばれるもので、1億3000万円ほどらしいのですが、それを辞退する意向を示しているとか。

外野がとやかく言うなと言う意見もありますが、多くは、それは違うだろうと思っているみたいです。

自分で自分の結婚を決められないとするなら、これは不幸なことですが、国民の大半がこの結婚に関して否定的な意見を占めています。
小室さんそのものではなく、小室さんの親に対する意見が大半です。
それを乗り越えても結婚するということに、素晴らしい、ロミオとジュリエットだという声もないことはありません。
しかし、一時金を辞退しても、やはり元皇族にふさわしい生活を整える必要があり、どこからか支援のお金はあって、それはやっぱり国民の税金で賄っているんでしょう、ということなんですね。

コロナ禍の中でも余裕のある人、あるいはコロナを追い風としている人たちは良いですが、私を含めた多くの人、特に世の中の土台となっている、ピラミッドの下の部分の人はまったくもって面白くはありません。
販売や飲食を提供するサービス業、在宅勤務を支える運送業などの人たちは何ら良いことなんてありません。
所得は下がり、将来に対する希望もあまり持てず、逆にこれからの負担増が予想される未来を考えると、腹立たしさも覚えてくるのが普通でしょう。

日本の国という大きな枠組みを考えると、立派な皇室を持つことの重要性はわかっているつもりです。
それは同時に立派に皇族が皇族としての務めを果たすことが条件でしょう。
我々庶民にはわからない苦労もあるのだろうと思うのですがね。

ほぼ同世代である秋篠宮が結婚される時、私はまだ独身でした。
結婚されること自体に違和感はなくても、皇族とはいえ、同世代の人間の結婚に関心がないわけではありませんでした。
私は働いて間もない頃でしたが、秋篠宮殿下は礼宮様として、まだ学生のご身分でしたので、そこに違和感は感じました。
働いて、嫌なこともありましたし、労働は素晴らしいものだと気づくよりも、辛いものだという気持ちしかなく、いいご身分だなというシニカルな感じで見てたのでしょう。
まあ、そういうものだと思うしかなく、めでたいことには違いありませんが。

身分や立場が違うと言ってしまえば、それまでなんですが、娘の結婚に対して心配しない親はいません。
そして我が子の結婚で、幸せになってほしいと願わない親はいないと思います。
さいわい、娘が紹介した男性は非常に良い青年でしたので、私には反対することもまったくなかったです。
それが皇室ともなるとそうもいかないのでしょう。
秋篠宮紀子様ともに親としてどのようなお気持ちなのか複雑な心境でしょう。


日本と同じく歴史のあるイギリスの王室もチャールズ王子のカミラ夫人の嫌われぶりも凄いです。
今では、息子のヘンリー王子の妻であるメーガン妃に対する批判のおかげでカミラ夫人へのバッシングは鳴りを潜めているものの、エリザベス女王が現在も頑張っておられる姿を見て、チャールズに王位を譲ることよりも、あのふたりに王室を明け渡すことに抵抗していると見えなくもありません。

ON猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子 内藤了

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8月も今日が最後の日になりました。
早いものですね、今年も3分の2が終わりましたね。

 

積読になっていた、内藤了さんの小説です。
ジャンルとしてはホラーとのことですが、そんなに怖さは感じませんでした。
まあ、猟奇的殺人がないようになっているので、少しグロテスクな表現はありますが、綾辻行人さんの「殺人鬼」と比べればどうということはありません。

 

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大学を卒業したばかりの新人刑事の藤堂比奈子が活躍する刑事モノ、シリーズの小説です。

猟奇殺人というのは、マスコミが騒ぎ立てるのと同じく、小説の題材としても取り上げられやすいのでしょう。
そして映画やドラマにもしやすいのかもしれません。

この小説もストーリーや仕掛けなんてものはそれほど深くなく、読みすすめるとすぐに犯人などがわかるようになっています。
本格ミステリのような謎解きや犯人探しではなく、これらの猟奇的殺人の描写、犯罪者がその犯行に至った経緯などの描写がメインの小説です。

読んでいて気持ちの良いものではありませんが、小説の世界ということで、Vシネマを見ているくらいの感覚で読むのが良いのかな?という感じですかね。

 

主人公は新米刑事の藤堂比奈子。
彼女が刑事を目指したのは、女性の性被害者をなくしたい気持ちからでした。
心が折れそうになると、亡くなった母からの贈り物である七味唐辛子の缶を握りしめ、闘志を見せます。
彼女にはとても貴重な能力があります。
一度読んだ文章や会話などを記憶することができるのです。
その覚え方は独特で、メモ帳に独自のイラストというかアイコンのようなものを描き、脳にインプットしていくのです。
この小説でも彼女の能力が至るところで発揮されます。
素晴らしい能力です。
物忘れが激しい私は爪の垢でも煎じて飲みたいくらいです。

そして彼女を取り巻く脇役陣もありがちな設定ながら、しっかりと作られています。
新人教育係として初めて現場位に連れて行ったベテラン刑事の厳さん。
厳さんから鍛えられている、若手の熱血脳筋刑事の東海林は少し上の先輩という感じです。
鑑識のエース三木はオタクなキャラで女性との接点がありませんが、仕事は抜群にこなします。
そして比奈子の親友でもある仁美は交通課で美人キャラです。
先程の東海林刑事は彼女に気があるみたいですが、仁美は面食いです。
法医学の石上女子は解剖が大好きなかなり危ないキャラで別名「死神女史」と呼ばれています。
「死神女史」と「厳」さんは脇役ではありますが、主役をガッチリと脇で支える重要キャラですね。
この警察内部の人間関係もこの小説の面白さの一部となっています。


猟奇殺人という事件を扱っているだけに、その描写は少しグロテスクです。
そういうのが嫌いな人には向かないかもしれません。

猟奇殺人を犯した人を憎む気持ちは主人公の比奈子にも強く存在します。
しかし、彼女は法を犯してまで、そのようなことをする人物ではありません。
この物語の被害者は、殺されても仕方がないほどの凶悪な人間たちです。
しかしながら、ただ死刑になることで終わりにするのは許せない、そう考える人間がいます。

刑務所の看守の言葉が印象的でした。
「人を何人殺しても、死刑になって自分が死ぬのは一度きりです。自殺できないから死刑になりたいなんぞと、馬鹿げた理屈で無差別殺人を起こしても、一度死ぬだけでいいなんて、そら、不公平な話です…」
この看守の言葉にあるとおりに、誰かか凶悪犯に制裁を与えていきます。
その方法が内藤了さんの小説らしいとも思いました。

後でわかったのですが、ドラマ化もされているらしいですね。
機会があれば見てみたいものです。

 
綾辻行人さんの本は結構ハマって読んでいましたね。
やはり「十角館の殺人」が一番おもしろかったと思います。
その頃の作品と比べて「殺人鬼」や「眼球綺譚」なんていうのはグロテスクさを全面に出していて、作風が変わったなあ、という気がしていました。
久しぶりにこの手の本を読んで、また怖い、おぞましい殺人事件の小説も読んでみようかと思いますね。

サブスクリプションサービスあれこれ試してみたけれど

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最近はゲームをあまりしなくなりました。
移動中にスマホでゲームというのも全くしなくなっています。
なんでだろう?と考えてみると、やっぱり時間が圧倒的に足りないからだと気づくのです。

コロナの影響で友人と飲みに行ったりすることも長らくありません。
リモート飲みというのもやったりしていましたが、もう飽きたのでしょうか、最近はとんとご無沙汰しています。

なので時間が足りないというのも意外な気がします。
残業もめっきり少ないですし、本来自由に使える時間は増えているはずなのですが。

やはり映画やドラマを見るようになったのが大きいのです。
動画サブスクが大きいですね。
Netflixは今は停止中ですが、Amazonプライムは年契約ですから、なんやかんやと見てしまいます。
昨日も「コンフィデンスマン プリンセス編」を見てしまいましたし。

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Amazonプライムがあるのに、さらに2つサービスを契約。
一つはディズニープラスなんですね。
ディズニー作品が大好きというよりはマーベル作品を見たいからですね。
マーベルのドラマも「ファルコン&ウインターソルジャー」「ロキ」「ワンダ・ヴィジョン」と全て見ています。
あまりの映像作品の物量に頭がついていっていない気もします。
マーベル・シネマティック・ユニバースの作品は何度も見て楽しんでいますので、価値はありますが、ボチボチ止めようかとも思っています。
スターウォーズとか見だしたら、また止められなくなりそうですね。

ディズニーが独自のコンテンツとしてディズニー作品を持っているのも強いのですが、マーベル、スター・ウォーズといったあたりを押さえているのがとにかく強いです。
世界での会員数がサービス開始1年少々で到達したというのはNetflixを遥かに上回っています。
作品数はディスニー作品が中心なので、それほど多くありませんが、コンテンツ自身の魅力はとても高いため、毎月770円の価格は納得でしょう。
コンテンツの魅力でガンガン契約を伸ばしているのですね。
コンテンツ、オリジナルドラマで先行しているNetflixにとってもディズニーは脅威でしょう。

japan.cnet.com

 

もう一つ契約しているのがTsuburaya Imagination(円谷イマジネーション)です。
ウルトラマンを始めとした円谷プロダクション製作の作品が見放題。
全部の作品ではないですが、主要なコンテンツは毎月550円というリーズナブルな価格で楽しめます。
ウルトラマンのテレビ番組ばかりが注目されるコンテンツですが、ドキュメントもマニアにはたまらないものだと思います。
今後は横並びのサービスではなく、独自の「強い」コンテンツでサービスを展開していくという方向になっていくような気もします。
dアニメストアなどもアニメ専門のサブスクですしね。
テレビの見逃し配信や過去のドラマを見せるだけの動画サービスは今後は厳しくなっていくのではないかと思います。

 

 

Netflixは昨年どっぷりと見たという気がします。
特に妻がハマった「愛の不時着」ですが、2周くらいは見ました。
毎回60分を超えるドラマで16話もあるので、凄い時間ですよね。
私は韓流ドラマなんて絶対に見ないと思っていたのですが、「梨泰院クラス」がものすごく面白かったので、その後の「愛の不時着」もとても楽しめたんですね。
その後、「サイコだけど大丈夫」も面白かったですね。
Netflixでも映画は見られるのですが、やはり質の高いドラマが多くて、それが魅力なんでしょう。
他のサービスと比べると、お試し期間はないのですが、そこは強気なんですね。
にもかかわらず満足度が高いのでしょう。
ユーザーインターフェースなど使いやすさは確かに一番良いと感じましたね。

U-Nextもよく利用しています。
有料会員になっていた期間はそれほどないのですが、無料お試しキャンペーンのおかわりで2回楽しませてもらっていますから、なんだかんだとトータルで数カ月間は楽しんでいます。
毎月2000円超というのがネックですが、1200円分のポイントがついてくるので、実際はそんなに高いというイメージがありません。
新作を見る場合は、Amazonプライムでも有料ですしね。
ライブ配信というのもU-Nextならではですね。

 

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そしてU-Nextには雑誌読み放題サービスもあります。
dMagazineという読み放題サービスを1年以上使っていましたが、さすがに専用サービスと比べると雑誌の数は少ないですが、付属していると思えば、嬉しいものです。
 

雑誌読み放題というのもサブスクでサービスがありますが、先程のdMagazineと楽天マガジンは使ったことがあります。
どちらもそんなに高額ではなく、手軽に払える料金です。
ただ、雑誌読み放題と言っても、読み尽くせることはないです。
興味のない雑誌もかなりの割合ありますが、それは仕方がないですね。
雑誌まるまるではなく、ところどころカットされていたりしますが、料金とのバランスを考えると十分満足です。

 

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Amazonにも読み放題サービスがありますが、それは雑誌だけではなく、通常の書籍も含まれます。
Kindle Unlimitedというサービスですね。
無料お試しが1ヶ月ありましたし、3ヶ月で99円とかのキャンペーンとかを合わせると、トータルで1年くらいは利用していたと思うのです。
映画やドラマのように圧倒的に消費できる!というものではありません。
本を読むのには雑誌のように気になるところだけを読むという読み方は難しいので、10冊~30冊くらいしか読めません。
というか漫画を含めずに30冊というのはかなり時間を取られます。
ダウンロードしたものの、結局読まずというものも多いのですね。
契約が終われば読めませんしね。

AmazonにはオーディオブックであるAudibleというサービスもあります。
私は試してみましたが、これはなかなか難しいサービスです。
俳優や声優が朗読する書籍。
コンテンツの魅力はあります。
しかし、声で聞いているだけでなく、やはり字面を見たほうが頭に残りやすい(ような)気がします。
実際にテキストを目の前において、なおかつ音声で読んでもらうというのが一番と思っていましたが、そうでもありません。
その理由は読む速度です。
私は決して読むのが速い方ではないと思っていますが、それでも黙読のスピードと、オーディオブックの音声のスピードを比べるとかなりの差があります。
同じ時間で1.5倍ぐらいは余裕で違うと思うのです。
黙読で2時間少々で読める本が、オーディブルだと4時間かかるんじゃないだろうかと思っています。

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あれもこれもサービスに参加したいですが、時間は有限なんだと改めて感じてしまうのですね。

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