悪魔の尻尾

みなさ~ん、元気にしておりますか?

業政駆ける 火坂雅志

画像はAmazonより

今日はとても暖かく、晴天の土曜日。
久しぶりにスーパーカブに乗って出かけたいなあ~と思いつつも、残念ながら仕事で出勤。
さらに残業までして、帰宅が遅くなりました。
もうあまり仕事なんてしたくなくて、さっさと帰りたいところですが、仕方なくですね。

信長の野望出陣というスマホゲームをやっています。
スマホゲームなので割とガチャ要素が強く、課金がえげつないというイメージがありますが、競い合わずにのんびりと楽しむという気持ちがあれば、それなりに楽しめるゲームなんです。

 

tails-of-devil.hatenablog.com

 


そんな中、長野業政という武将が割と早い段階で主力武将の一人となりました。(ちなみに信長の野望出陣では長野業正の表記)
上州の黄斑と呼ばれた名将で、弱小の西上野の弱小領主たちをまとめて戦国時代にその名を轟かせた武田信玄を何度も撃退します。
ゲームでのセリフでは、「上州の黄斑、すなわち虎じゃ」がなんとも言えません。
長野業政といえば、老将というイメージが強く、三国志で言うところの厳顔とイメージが被ります。グラフィックはもちろんジジイですが、強そうです。

さて、今回は火坂雅志さんの作品で最近読みました。
戦国時代を生き抜いた名将長野業政を描いた作品です。
西からは領土拡大、侵略に余念のない武田晴信(信玄)が迫り、関東では北条の圧力もあるという状況。
独立小勢力がひしめき合う西上野で本来であれば関東管領に従うべきところですが、関東管領上杉憲政は非力でもはや寄るべきところはないという状況で箕輪城と長野業政を中心に抵抗していたという時代背景です。
当然ながら、このままではジリ貧で、滅亡するしかありません。
かかあ天下で有名な土地柄で、妻のおふくに頭が上がらないところもありながらも、多くの愛妾との間に多くの娘がいます。
土地の有力者の妻として嫁がせ、婿たちの力もあっての西上野の侵略を防いでいる状態。その娘たちもしっかりと夫の手綱を握っているというかかあ天下ぶり。
信玄の大軍を箕輪城を中心として奇襲などを仕掛け、その神出鬼没ぶりからも武田晴信(信玄)をして「業政がいる限り上野は取れまい」と言わしめたとか。そのあたりの戦いぶりもしっかりと描かれていて痛快です。
業政自身も猛将なのですが、彼の右腕となって度々活躍する上泉信綱が強い武将として描かれています。
剣豪としても有名で、こちらも信長の野望出陣でもなかなかの強い武将です。
ちなみにイケメンとして描かれていますが、出陣でも格好いいですね。

戯言はともかく、こんな情勢の中で、滅亡を待つしかない弱小勢力が頼るのは信玄と互角に戦っている長尾景虎です。
上州の侍たちは景虎にはなんのメリットもない関東出兵に懐疑的ですが、直接景虎と会った業政は景虎の義の心を信頼し、家来たちを鼓舞し続けるのです。
この小説にあって主人公が長野業政ですから、援軍である長尾景虎は善玉です。
このあたりはやはり作者火坂雅志さんならではなのかもしれません。
長尾景虎は後に関東管領上杉憲政の養子となって関東管領を引き継ぎ、上杉政虎と名乗ります。(その後上杉輝虎、出家して上杉謙信
侵略のための内応や寝返りなどの調略や軍事行動を繰り返す武田信玄は悪玉として描かれていますが、北条家はほとんど登場しません。
武田家と長尾家(上杉家)と比べると差別だ~と言えるほど本当に影が薄いです。

残念に思うのは冒頭で登場する真田幸隆の扱い。
表裏比興と言われた真田昌幸の父で、当初武田家に圧迫を受けて、西上野の世話になったこともある人物。
長野業政とは弱小な立場でいかにこの戦国を生き抜いていくかという点で共感し合っています。
長野業政とは、武士として、人としてお互いの力量を認め合う仲。
しかし、武田家も変わり、武田晴信の時代にそちらにつくことになり、上州では裏切り者として蔑まれています。
このあたりの話を持ってきているので真田幸隆にも活躍の場をもっと与えてやっても良いとは思うのですが、あまり登場しません。


小説にはよくある架空の人物も登場させています。
若くて美しい忍びの風花という人物ですが、武田の忍びとして寝首をかくつもりで近寄ります。
女好きな長野業政は放っておけないものの、女性によって操られてしまうようなヤワな武将ではありません。
「かざはな」と読ませているものの、どうしても「ふうか」のイメージが強くて、小芝風花さんを連想してしまいました。
ジジイと若い女優との恋愛とかちょっとビビってしまいます。
年齢的には同世代になる長野業政ですが、当時としては老齢もいいところですから本当にお元気な人だったわけですね。
ちなみに信長の野望出陣では歩き巫女として望月千代女がいますので、モデルとしてはこんな感じなのかな?と脳内補正していきますが、やっぱり若いですね。



 

連続殺人鬼カエル男ふたたび 中山七里

画像はAmazonより

前回「連続殺人鬼カエル男」を読んだあと、すぐにこの作品を読みました。
前作もインパクトがありましたが、この続編も相当ドギツイ表現があります。
やっぱり目次の項目自体がまともじゃないです。

一 爆ぜる

二 溶かす

三 轢く

四 破砕する

五 裁く

今回も五を除いて、一~四までは殺害方法を示しています。
そして前回もあっと驚くどんでん返しがありましたが、この続編はもっと驚きました。
驚かされたタイミングが割と早めだったので、こんなはずはないと思っていたら、案の定最後にもう一度驚かされます。

 

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前作では「カエル男」は正体を暴かれ、逮捕されました。
前作も結構終盤には色々と考えさせられることが多かったのですが、
ところが前回と同じような犯罪が相次ぐことになり、「カエル男」ふたたび!となったわけです。
前回は「あ行」から順番に殺されていきましたが、今回は「さ行」から殺されていきます。
そして前回以上にエグい殺害方法でした。
収監されているので、一作目に登場したオリジナルのカエル男であるはずがありません。


前回と同様に刑事は若手熱血漢の古手川とベテラン渡瀬のコンビ。
そして、最初の殺人は精神科医の権威である御前崎教授の自宅での爆破殺害というショッキングなものでした。
ネタバレにもなりますが、冒頭の爆破殺人事件自体がすでに「どんでん返し」のための仕掛けになっています。
そして前回の「カエル男」は刑務所から脱走するという展開もあります。
読み終えてみると、本当にうまく話を繋いで一本の線にしているなあと思いますね。

私は割と1作目を飛ばして2作目から読んだり、映画を見たりすることが多いのですが、このシリーズはちゃんと1作目から読んだほうが良さそうに思います。
そしてこの2つを読んでから、「悪徳弁護士御子柴礼司」シリーズや「嗤う淑女」シリーズを読んだほうがいいと思いますね。


自民党の圧勝という結果に

衆議院選挙がありましたね。
結果は御存知の通り、自民党の圧勝でした。

政治ネタについてはブログで書こうかどうか迷っていましたが、やっぱり愚痴のひとつでもこぼさないとやっていられないという気持ちです。

個人的に高市政権を完全否定するわけではないですが、自民党の圧勝には全く賛成できていません。
そもそも自民党自体は国民からの支持は全く得られていません。
裏金議員の問題も完全にスルーし、結構ヤバい人たちにも公認を与えて選挙を戦わせていました。
そういうのを見ていると、高市さんもやはり自民党の人間の一人に過ぎないのかなと思ってしまいます。

もともと、どう転んでも自民党を中心とした枠組みで政権を運営することは既定路線です。
野合で政権奪取なんてものは立憲のリーダーシップでは全然無理で、ましてや最悪の野合となる公明党との連携でした。
これが悪手というのは誰が見てもわかることなのですが、目先の組織票欲しさに乗っかった野田党首は間抜けとか道化とか通り超えています。
そういう感覚も長い政治家生活で失われてしまったアホですね。
選挙に弱い党首がいるとどうしようもないです。
それにしても立憲の候補者たちは他に道はなかったのでしょうか。
負けはしましたが、原口さんは飛び出して正解でしょう。

よく考えもせずに自民党に三行半を突きつけられた思想的には正反対の公明党との共同戦線と突っ走ってしまった暴走機関車の野田代表。
そんな暴走機関車となったセンスのないリーダーになんとなくついて行ってしまっただけでしょうかね。
誰にも止められなかった?あるいは創価学会表がやっぱり欲しかったのでしょうかね、この人たちは。

自民党を中心とした枠組みで政権運営をするにも圧倒多数となって何でもありになるのとは違います。
他の政党の協力があればこそ運営できるという状況こそが私たち有権者の意見が通る可能性が残されていると思うのですが、完全に絶たれてしまいました。
高市さんは大きな力を持ちましたが、果たしてそれを使って何をするのか?
大いなる力は大いなる責任を負うというのは当然です。
日本の首長ですし、当然そういった覚悟はあるのでしょうね。

物価高対策には消極的で、積極財政で経済運営。
やっぱり庶民とはちょっと感覚がズレていると思います。
積極財政で景気が上がり、株価が上がり、結局お得なのはお金持ちで、困っている庶民たちはそれほど恩恵を受けないどころか、物価高でかえって苦しむことになるかもしれません。
大いなる力を使って大いなる改革を望みますが、裏金議員すら普通に公認し、なんのペナルティも課す事ができなかった高市さんにできるとは思えないです。
統一教会問題もそうですし、無駄をなくすということに対しても霞が関に大鉈を振るうということなんて夢のまた夢だと思います。

自民は大勝しすぎて比例の名簿登録者以上に当選が出せないので、負けた政党に議席を譲るって、何なのでしょうかね。
法律上できないことなのはわかりますが、この際その分の議席はなしにしてしまえば、議員削減にもなって一石二鳥じゃないの?って思ってしまいますけどね。

もはや野党は政局運営にとって大した障害ではなく、便所の落書き程度になりました。
問題は自民党内での反対勢力ということになりますが、派閥やお互いの足の引っ張り合いみたいなことをやるのが自民党政権時代に繰り返されてきたこと。
有権者よ~!いい加減に学習しろよ~!といいたいです。

高市氏が自分の属する自民党に大鉈を振るう、予算分捕り合戦で出世が決まる各省庁の古いしがらみにテコ入れするということができれば、歴史に名を残す政治家になれるかもしれませんが、今の時代はなかなか難しいかもしれません。
テレビ局を中心とした最低なマスコミも敵ですからね。

いずれにしても選挙は終わりました。
しばらくは強大な力を得た高市政権をしっかり監視する必要があります。

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